ヒトの身体は、タイプによって部位を動かす順序や形が違います。
その違いは、4つのタイプに分けられます。
その4タイプが個性の源となります。

シアトル・マリナーズのイチロー選手。
彼が日本プロ野球で活躍していた当初、その打法は“振り子打法”と呼ばれ、独特のフォームとされてきました。一時は、批判的に語られることもあったフォームですが、アメリカ合衆国のメジャーリーグ・ベースボールというフィールドに活躍の場を変えてからは、ある意味ではのびのびと、ある意味では“打撃”という道を究める求道者のような形相すら帯びるようになりました。
イチロー選手は、野球という固定観念にとらわれることなく、自己との対話を極めた選手だと思われます。
周りの雑音を排除し、自分の内部から聞こえてくる、静かだが大いなる声に耳を傾けたのだと思います。ややもすると周囲の声にかき乱されて聞こえなくなるような小さい声ですが、それは心の底で鳴る心地よい響きだったに違いありません。
彼は、自分の身体も心もその小さいながらも心地よい声に共鳴させようとしたことでしょう。
その結果、彼は自分の身体の持つ特性を深く理解することができたと思われます。
彼は、それら特性を大切に育てていきました。
一度心身を共鳴させてしまうと、その声は意外と頼もしかったのではないでしょうか。
芯が太く、いささか強い逆風でも揺らぐことのない野太い響きに育ったことでしょう。

皆さんも、イチロー選手とまったく同じくらい頼もしい響きを心身のなかに秘めています。
一度その声にじっくりと耳を傾けてみませんか。
いいえ、皆さんはすでにその声と親しく付き合っています。
それも、上達するための正しいフォーム、などと周囲に押し付けられることのない日常のなかで。

これから紹介するのは、皆さんが毎日のように行なっている日常のなにげない所作です。
そこには、4スタンス理論がいきいきと根付いています。
皆さんは、誰はばかることなく、自分の4スタンスタイプを謳歌しています。
じっくり確かめてみませんか。
これらの違いは、スポーツなどの絶妙な動作に直結しています。
自分の特性を知りましょう。
そして、日常だけでなくスポーツなどの世界でも、アナタの特性を遺憾なく発揮しましょう。


4スタンスチェックのヒント
すでに「4スタンスタイプの自己チェック」を行なった方も多いと思います。
実は、このページにある各動作は、そのタイプチェック法と同じ類のものなのです。
チェックするべき動作を日常の所作に置きかえたに過ぎません。
ですから、もし「4スタンスタイプ自己チェック」にいまひとつ自信の持てなかったアナタも、改めてこのページをご覧ください。そして実際に動作をしてください。自分の特性がより顕著に見えてくることでしょう。そして、自分のタイプチェックに確固たる自信を持つことができるようになるでしょう。




4スタンスタイプ別日常動作の違い


ボールの握り方
しゃがみかた
コップの持ち方
包丁の持ちかたと使いかた
肩で押し込む
かけっこの「ヨーイ」
ノートへの書きかた
うちわの扇ぎかた
ガッツポーズ
おまけ:ジャンボ尾崎
マイクの握りかた



ボールの握りかた


A1:人差指・中指・親指の指先を中心にしてつまむように握る


A2:薬指・中指・親指の指先を中心にしてつまむように握る


B1:人差指・中指・親指の付け根を中心にして包み込むように握る


B2:薬指・中指・親指の付け根を中心にして包み込むように握る

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しゃがみかた


A1とA2:まずお尻を軽く折る。最初は膝は動かさない。


B1とB2:まず膝を軽く曲げて腰を垂直に落とす。

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コップの持ち方


A1:人差指・中指・親指の指先を中心にしてつまむように持つ


A2:薬指・中指・親指の指先を中心にしてつまむように持つ


B1:人差指・中指・親指の付け根を中心にして包むように持つ


B2:薬指・中指・親指の付け根を中心にして包むように持つ

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包丁の持ちかたと使いかた


A1:人差指・中指の指先を中心に絡めるように持つ。
添え手は、人差し指・中指の指先を中心にまな板に添える。


A2:薬指・中指の指先を中心に絡めるように持つ。
添え手は、薬指・中指の指先を中心にまな板に添える。


B1:人差指・中指の付け根を中心に包むように持つ。
添え手は、人差し指・中指を中心に曲げてまな板に添える。


B2:薬指・中指の付け根を中心に包むように持つ。
添え手は、薬指・中指を中心に曲げてまな板に添える。

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肩で押し込む


A1:相手の揃えた足のラインにたいし両足を斜めにして立つ。
前足を中心に身体をややひねりながら、全身を伸び上げるように押す。


A2:相手の揃えた足のラインにたいし両足を直角に揃えて立つ。
前足を中心に身体を側面を当て、全身を伸び上げるように押す。


B1:相手の揃えた足のラインにたいし両足を直角に揃えて立つ。
身体を側面を当て、後足を中心に全身を沈み込ませるように押す。


B2:相手の揃えた足のラインにたいし両足を斜めにして立つ。
後足を中心に身体をややひねりながら、全身を沈み込ませるように押す。

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かけっこの「ヨーイ」


A1とA2:片膝を基点に軸を作り、
もう片方の足を軽く引いて構える。


B1とB2:片方の股関節を基点に軸を作り、
もう片方の足を軽く前に出して構える。

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ノートへの書きかた


A1とB2:身体正面にたいして
ノートをやや斜めに置いて書いていく。


A2とB1:身体正面にたいして
ノートをまっすぐ平行に置いて書いていく。

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うちわの扇ぎかた


A1とA2:肘を動かさず、
手首を柔らかく動かしながら扇いでいく。


B1とB:手首をあまり動かさず、
肘を柔軟に動かし腕全体で扇いでいく。

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ガッツポーズ


A1:片拳を下から斜め上に、
全身を伸び上げるように突き上げる。


A2:片拳を下からまっすぐ上に、
全身を伸び上げるように突き上げる。


B1:片拳を上からまっすぐ下に、
全身を沈み込ませるように振り下ろす。


B2:片拳を上から斜め下に、
全身を沈み込ませるように振り下ろす。

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おまけ:ジャンボ尾崎


ご存知トッププロゴルファーのジャンボ尾崎選手のガッツポーズ。
B2タイプと思われ、最後に手首を曲げるのも同タイプの特性。

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マイクの握りかた


A1:人差し指・中指の指先を中心に絡めるように握る


A2:薬指・中指の指先を中心に絡めるように握る


B1:人差し指・中指の付け根を中心に包み込むように握る


B2:薬指・中指の付け根を中心に包み込むように握る

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これからも日常のなにげない所作やスポーツの興味深い動作などをアップしていく予定です。



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